水道についての困った話
築年数の経った家で最も懸念されるのが、水回りについての老朽化です。
我が家も例外ではなく、蛇口がきっちり閉まらなくなり水道やさんを呼んだ事がありました。その時はこれはもう古くてだめだから洗面台ごと取り替えてくださいの事。
蛇口が閉まらないだけなのに洗面台を取り替えるのかしら?
不思議に思って詳細を伺うと洗面台の中を通っているお湯の配管を変えるだけなら3万円、水の配管も変えると5万円、洗面台ごとかえると10万円でやってくれるといいます。
しかし本題に戻りますと、なぜ蛇口が閉まらないのかについてきちんと説明してもらっていないものですから、更に突っ込んで聞くと素人さんにはわからないといいます。
現在年齢は30代とは言え女性の一人暮らし、水道やさんに出張代だけで帰ってくださいとも言えず、お湯の配管を一本変えてもらうだけで勘弁してもらいました。とにかく家から出て行ってほしかったのです。それでも洗面台を変えなかった事で酷く対応が悪くなり、しぶしぶ配管一本だけを変えて帰りました。
水漏れを早く直してもらいたくて呼んだのに、帰った後も強盗に襲われたくらいショックな状態で悔しくて消費者センターに電話しましたが、悪徳商法とは認められないとの事。それはそうかもしれませんが、しばらくは酷く落ち込みました。
ところが、つい最近東急ハンズにて蛇口のパーツを販売している事を発見。家に帰り規格が合うかを確認するため蛇口の蓋を剥がし中のネジを回してみました。
※我が家のセパレート式水栓はレバーの真ん中にある赤と青の蓋がとれるようになっており、そこから中を確認できます。
ネジは外れ中のパーツもいくつかは取り出せたのですが完全に外す事は出来ず。。
ところがそこまでやると気がついた事があります。
この部品を掃除したら直るのでは?
そんなわけでばらばらになった部品を一つずつ歯ブラシで磨き元に戻していきました。すると。。。
なんと止まらなかった蛇口がきっちり閉まるようになりました。水道屋さんが部品を取り替えなきゃ直せないと言っていたのは嘘でした。どこにでもある普通の蛇口ですが、どうやらその寿命はまだ先のようです。洗面台も木の部分はボロボロですが、陶器の部分だけは残そうと思います。
理由は簡単で、使えるから
私は昔自身の研究で一眼レフのカメラを改造していた事がありました。電気が通っているものは年数と共に省エネのものが出てきます。配管系はサビなどが出れば劣化して取り替えなければなりません。でも、そうでないところは使えるのです。だから使えるものは修理して使う。ものには、それを作った人、それを使った人の想いが込められているのだから、なるべく長く使いたいとそう思うのです。
それにしてもボロボロですね。。。わはは。